うさぎの無念さを感じた少女が復讐に燃えるお話

うさぎの無念を晴らしたいとカモとトラがいる古本店へやってきたのは、まだまだ幼い少女でした。

ちょっとビックリしたのは、小さな女の子が現れた事だけでなく、善悪の屑でも微妙に可愛い子が出てくるんだなあって事です。

あんなに劇画みたいな作風だけに、まさか微萌え感を味わえるなんて思いませんでしたよ。

彼女は、凄く軽い感じに「ちょっとイイですかぁ。お仕事の以来をしたいんですが」とか言い出します。

レジに座るカモに話しかけようとして背伸びする少女の描写が、なんか妙にイイ感じでした。

当然、こんなおちびちゃんが相手だと、トラは軽くあしらおうとします。

でも今時ファミコンはないだろwと、思わずトラに突っ込みましたよ。

それに対しても、この娘は、現代ちっくなセリフを言い返していて、なかなか笑えました。

で、何やらませた言葉使いで、少女は「依頼人のいう事聞くのがビジネスの鉄則よ!」と詰め寄ります。

仕方無く話を聞く流れになった彼等は、目の前の少女がプラモ屋さんのじいさんから話を聞いてやってきた事を理解します。

モーちゃんの仇を取りたい少女

善悪の屑7話に来てわかりましたが、復讐屋の2人って、この町では有名人みたいです。

どうして彼等が捕まらないかなどという、くだらない突っ込みはスルーして先を読み進めました。

怖そうな男2人の前に堂々と鎮座する小さい女の子という構図が、また何ともシュールです。

ジュースのストローに吸い付きながら、余裕タップリに屈強な男達と話すとか面白いですね。

この女の子は、学校でのクラスで飼っていたうさぎのモーちゃんが、何者かに殺されたから、その復讐に燃えているわけです。

彼女が通う学校の教室に「クソ野郎のチンピラが侵入」とか小さな女の子が言っちゃってますよ。

ううむ、もしかして善悪の屑7話は、ちっちゃい少女のギャップ萌えも楽しめるのでは?なんて思ってしまいました。

ちなみに、うさぎのモーちゃんは、侵入者達にサッカーボール扱いされたみたいです。

うさぎは大きな声で鳴けないから、ただ一方的に蹴られて天に召されたとの事。

また、このうさぎさんの絵、異様なリアル感があって、可愛らしさよりも今にも動き出しそうな気がしました。

まあ、それはともかく、チンピラ達は未成年だったから、大した罪にならなかったというお約束な流れです。

この仕事の報酬

普通なら、このまま泣き寝入りで、時間が全てを解決する話ですね。

でも、今でも授業中にこの悲劇を思いだし、いきなり泣き出す子もいるみたいです。

涙ながらに「モーちゃんの仇をとって」と言われたら、過去に娘がいたカモは、いつものように「いくら出せるの?」と言い出しました。

どうやら復讐に大きいも小さいもないらしいです。

そして少女は、うさぎの無念を晴らすべく「おこづかいの3ヶ月分」と答えます。

はじめは何か楽勝な雰囲気で淡々と話していた少女が、一気に涙を流すとか本当に子供らしい感情表現だと思いました。

・・・深夜の学校。

そこへ性懲りも無く侵入している馬鹿共が数人。

怪しげな歌を歌いながら教室内で踊り狂う変な連中です。

しかも、うさぎでサッカーをやりたいとかのたまっていますね。

さらに、JCの縦笛をナニして遊んでみたりと、頭の悪さ全開ですよ。

と言うか、こいつら小学校の次は、夜中に中学校へ潜り込んでいるんですね。

しかも中には教卓へ座り込み、脱糞する馬鹿とかもいたりして、もう意味不明な世界になっていました。

思いきりゲラゲラ笑っている連中の中に、彼等が知らない顔が1人。

しかし、そこへ既に入り込んでいたトラは、情け容赦なく鋭い蹴りをお見舞いしました。

いやいや、さっさと気付こうぜお前らって感じですよ。

それはさておき、見開きでのクズなチンピラへのキックは超スカッとしますね。

これで三分の一くらいうさぎのモーちゃんの恨みが晴れたような気すらします。

ざわめく馬鹿達の所へカモが凶器を持って現れ、少女の復讐代行が本格的にスタートです。

でも、この狂気って、一体何なのでしょうね。

何かが袋的な所に入っているように見えるのですが、はっきりとわからないままチンピラ達はボコられてました。

あとの細かい描写はなく、ただ深夜の学校に破壊音だけが響き渡るという、ちょっと怖いシーンで復讐は終了です。

その後、少女が古本屋に現れた時、カモの娘リナと同級生だった事も発覚して胸が熱くなりました。

このイカツイ男が、実は良いパパさんだった事がわかり、何だか妙な感覚に・・・。

娘のリナを溺愛する様子は、もはや全くの別人です。

回想に耽るカモの目の前には、依頼主の少女がいました。

そしてそのまま、ただ無言で少女の頭を撫でる姿は、少し寂しげに見えました。

善悪の屑を7話まで読んで、このリナという少女や母親が一体どうなったのか、より一層気になったのは言うまでもありません。

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善悪の屑